犬の十戒
国境を超えて世界各国で読まれ親しまれている名作を書いた作者がどんな方なのか気になりますが、犬の十戒が生まれた経緯や書いた人についてはわかっていません。
皆さんに是非、見て貰いたいと思いまして、この十戒を掲載させて頂きました。
我が家にも3人のワンちゃんがいます。一人一人全く性格が違います。
同じ環境でもおっとりとしてるい子もいれば元気いっぱい人が大好きな子もいます!
皆さんのわんちゃんはどのような個性を持った子たちでしょうか?
私のおうちのワンちゃんたちは、性格は違えど伝えたい気持ちは三人とも同様の想いを持ち合わせていると感じています。
また、ワンちゃんの気持ちを100%理解する事は難しいと思いますが少しでもワンちゃんたちに寄り添っていきたいと私は普段から思ってます。
オラージュの母より
犬の十戒
一戒
「できるだけ一緒にいてください」
私にとって、あなたと離れている時間が辛いということ、私の命はだいたい10年〜15年くらいだということを、私と暮らす前に覚えておいてください。
出来るだけ独りぼっちでいたくはありません。
ニ戒
「気長に待ってください」
時間はかかるかもしれないけど、あなたの求めていることや言っていることを私が理解できるまで、待ってください。
三戒
「信じてください」
あなたが私を信じてくれさえすれば、私は幸せなんです。信頼してください。
四戒
「怒りすぎないでください」
あなたには仕事や友達、楽しいことがあるけれど、私にはあなたしかいません。
私の全てであるあなたに長い時間怒られたり閉じ込められたりするととても悲しくなります。
五戒
「話しかけてください」
たとえあなたの言葉が解らなくても、あなたの声を聞けば気持ちが解ります。
だから話しかけてください。嬉しい時は一緒に喜びたいし、悲しい時は慰めたいのです。
六戒
「考えてみてください」
あなたが私に優しく接してくれたこと、厳しく叱ったこと、私は覚えています。
あなたが私にとってどんな家族であるかを、考えてみてください。
七戒
「たたかないでください」
あなたが私をたたく前に思い出してほしいことがあります。
私は本気になったらあなたより強いけれど、私はあなたを傷つけないと決めています。
八戒
「気付いてください」
あなたのいうことを聞かなかったり、頑固なとき、その理由に気がついてください。ごはんが合ってないのかもしれない。
強い日差しに照らされているせいで苦しかったり肌や肉球が痛いのかもしれない。
もしくは歳を重ねて心も体も若い頃のようには動かないのかもしれません。
いろいろな理由を思い起こして、私の異変に気がついてください。
九戒
「歳をとってもお世話をしてください」
あなたが歳をとるように、私も老いていきます。私の老後も見捨てずにお世話をしてください。
十戒
「お別れのとき、そばにいてください」
私の最後のお別れのとき、見てられないとか、いたたまれないとか、言わないでください。
あなたがそばにいてくれたら、私は安らかに旅立てます。
だから傍にいてほしいということ、そしてあなたを愛しているということを忘れないでください。
これだけシンプルな文章なのに、読んでいるだけで愛犬のことがより愛おしく、大切に思えてくる「犬の十戒」。
中には様々な解釈ができるものもありますが、全てに共通して言えることがあります。
それは、犬にとって家族というものが、唯一無二でかけがえのない大好きな存在であるということです。
そんな愛犬達が
家族になってくれたことに改めて感謝して、今すぐ愛犬を抱きしめたくなる「犬からの10のお願い」でした。
『老犬の十戒』は、年老いた愛犬を介護する飼い主さんが作った、介護される愛犬の目線で書かれた詩です。
病気を患い、自分で排泄することもできないほど弱っていく年老いた愛犬の介護を続けた作者(奥村氏)は、どうすることもできない自分を責めたそうです。
そうした辛い日々の中で生まれたのが、この【老犬の十戒】という詩です。
老犬の十戒
一戒
一緒に居てください
私の余生はもう何年もありません。だから少しでも一緒に居たい。目も耳も悪くなってしまったので、全身であなたを感じさせてください。
二戒
許してください
私はもうあなたが望むようにはできないかもしれませんが許してください。
三戒
撫でてください
私を撫でて抱いてください。それだけで私は幸せです。
四戒
叱ったりしないでください
思い通りにできない私を叱ったり叩いたりしないでください。あなたは何でもできても、もう私にはできることは少ないのです。
五戒
話しかけてください
沢山声をかけてください。言葉の意味はわからなくても、あなたが悲しいのか、楽しそうなのかは判ります。
六戒
あなたを忘れません
あなたが私にしてくれたことは決して忘れません。
七戒
その手で叩かないでください
私を叩きたくなることがあるかもしれません。でも私はあなたのその手で叩かれると、とても悲しくなります。
いつも私を温かく包み込んでくれたのがあなたのその手でだからです。
八戒
わかってください
わがままになってしまったと叱る前に、今の私の状況に私も困惑しているのだということをわかってください。
私も本当はあなたを困らせたくはないのです。
九戒
大事にしてください
老いた私をどうか最後まで大事にしてください。あなたにも平等に老いはくるのです。
十戒
一緒にいてください
できればいつも一緒にいてください。私はあなたの温もりと匂いと記憶を抱えて空に旅立ちたいのです。
人より4倍〜7倍のスピードで過ごしているワンちゃん達は飼い主より先に旅立ってしまいます。
最後の最後まで家族である愛犬を見送ることが我々飼い主の責務です。
老犬の気持ちを理解した上でワンちゃん達に最大の愛情をもって接し、見送ってあげましょう。
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